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日付と時刻と表示形式

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4. 時刻と計算

下表はAさんの出勤簿ですが、この表のように「時刻表示」を計算で使用したい場合があります。
出勤簿

この時、「時刻表示」の就業時間と、「数値そのもの」の時給を掛けても、金額は計算できません。前のページにあったように、時刻表示は24時間が「1」であり、1時間は
space
  1 ÷ 24 = 0.041666...
space
だからです。

この表を少し詳しくみてみましょう。

まず出社と退社の時刻ですが、単純に時刻のみを入力しています。ということは、これまで見てきた日付と時刻の管理から言えば、5/31の出社9:00は「1900年1月0日の9:00」、退社18:00は「1900年1月0日の18:00」になります。

少し違和感はありますが、引き算で就業時間を計算できればよいので、特に問題はありません。

そして実は、1900年1月0日の時刻にしておかないと、都合の悪いことがあります。6/1の退社時刻、「25:00」のような「24:00」以上の時刻を表示したい場合です。

この部分の表示形式は「 [h]:mm 」を使っていますが、これは0から始まる数値を経過時間で表示する、というものです。この形式を使うと、1は「24:00」、2は「48:00」と表示されます。ちなみに、6/1の退社時刻「25:00」は、数値の「1.041666...」になります。

もし、この部分が日付を反映させた数値「38140.041666...」(6/2の1:00)だった場合、「25:00」と表示するのは簡単ではありません。

時刻を計算で使用する場合は、数値0から始まる1900年1月0日の時刻を使用したほうが、入力も、後の処理も簡単になります。

では、計算してみましょう。

就業時間は、退社時刻から出社時刻を引くだけなので、簡単です。

そして金額欄ですが、もう説明の必要はないですね。
時刻表示の1時間は数値の1÷24ですから、就業時間に24を掛けて、時給を掛ければよいことになります。(もしくは、終業時間を「1:00」で割って、時給を掛けます)

最後に、日付と時刻の表示形式を少しだけ。

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2004.06.16掲載

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