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4. 0と1と2進数前のページでは、「8個の●と×の組み合わせ」でカタカナを表現しました。しかし「●と×の羅列」を人が管理するのは大変です。「●と×の組み合わせ」、つまりは「区別しやすい2つの事柄の組み合わせ」を、人が効率的に管理する方法はないでしょうか? やってみましょう。 まず、先ほどのカタカナの例の「●」を「0」に、「×」を「1」に置き換えます。 ア : 10110001 イ : 10110010 ウ : 10110011 エ : 10110100 オ : 10110101 そして、この0と1の組み合わせを「8個の0と1の組み合わせ」ではなく、「8桁の2進数」として見ます。 「2進数」は、0と1の2つの記号で数を表わす方法です。私たちが普段使用しているのは、0〜9の10個の記号を使う「10進数」です。2進数と10進数の対応は次のようになります。
何しろ0と1だけで数を表わすので、桁の繰り上がりが非常に忙しくなります。また、8桁の2進数で表す最も大きな数「11111111」は、10進数では「255」になります。 ではカタカタの例に戻りましょう。ア〜オの0と1の羅列を2進数の数値と見て、10進数に置き換えます。 ア : 177 イ : 178 ウ : 179 エ : 180 オ : 181 「●と×」の羅列より、はるかに管理しやすくなったと思いませんか? 通常、人がデジタルの情報を扱う場合、区別しやすい2つの事柄を0と1に置き換え、2進数の数値として扱います。こうすることで、「●と×」の羅列よりも、はるかに効率的に管理できるようになります。 専門家がテレビに出てきては、「デジタルは0と1」と言ってしまうのは、デジタルの情報を、当たり前のように2進数の0と1として扱っているからです。(と思います。) しかしデジタル処理に関わる人でなければ、おそらく2進数に触れる機会はありません。いきなり「デジタルは0と1」、という表現はどうかと思いますが、やはりこの表現になってしまうようです。
2004.06.29掲載 2005.01.31更新
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