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3. ●と×でどうやって区別しやすい2つの事柄を使えば、情報が正確に伝わる事はわかりました。では、「●と×」で、どのように情報を表現すれば良いのでしょう。何しろ使えるのは「●と×」しかありません。いろいろ決め事が必要になりそうです。ここでは、思い切って?カタカナを「●と×」で表現してみます。 日本語の音は、「ア〜ン」で46文字、小さい文字の「ァ〜ォ、ャュョ、ッ」で9文字、濁点と半濁点で2文字、句読点とかぎかっこで4文字、合計61文字を表現できれば何とかなりそうです。 「●と×」で61種類の情報を表現するには、6個組み合わせれば良いのですが、2個余裕をみて8個で表現することにします。なぜ6個?8個?という方も気にせず進みましょう。重要なのは、「8個の●と×の組み合わせでカタカナを表現することに決めた」ということだけです。(ちなみに、6個で64種類、8個で256種類が表現できます。) そして「アイウエオ」を次にように決めました。 ア : ×●××●●●× イ : ×●××●●×● ウ : ×●××●●×× エ : ×●××●×●● オ : ×●××●×●× なぜこんな中途半端な組み合わせにしたかって? アは「●●●●●●●●」にするべき? まあ、お許しを。もう決めてしまいました。そして友人のAさんに、決めた内容を連絡しておきます。 ある日、Aさんから次のような連絡がきました。 ×●××●●●××●××●●×● 16個の「●と×」です。8個で1文字ですから、2文字分だということがわかります。8個ずつ区切ってみると...「アイ」、愛? 今は2文字分でしたが、どんな文章でもやり取りできることがわかると思います。「8個の●と×の組み合わせでカタカナを表現する」と決めて、その規則を共有しておけばよいのです。 扱う情報の種類によって規則は様々になりますが、「●と×」の2つだけでも、あらゆる情報を扱うことができます。 但しこの例からもわかりますが、デジタルは「情報が失われにくい」という利点を持つ反面、「情報量が膨大になる」という欠点があります。「アイ」を伝えるのに16個も「●と×」が必要になりました。
2004.06.29掲載 2005.01.31更新
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